あとがき

 …やっと、終わりました。

 11月の終わりからですから、半年弱、書いていた事になります。12月中に終わらせようとしていたなんて、今から考えると本当に遠いです。もはや「千と千尋の神隠し」のパロディ、というのもはばかられるほどのトンでも話になってしまってなんともこう…。いや、しかしながら毎度ながら楽しい作業でありました。一気に書き上げた「妄想劇場」とはまた違い、ゆっくりゆっくり時間をかけて。なので最初と最後の方文体が大分違う気がしますが、振り返る人もいないでしょうし。(なんて事は書かなければわからないというのに、まったく)

 幸いにも感想をいただくことができまして、最後までこれたのは本当に感想を下さった方のおかげだと思います。この場をお借りしましてお礼を申し上げます。ありがとうございました。深ぶかと礼。

 当初の予定であるノリよく、リズムよく、が、途中がったガタになり、中途半端にギャグ、中途半端にシリアス、というごった煮になってしまった事が悔やまれます。いや、本当にその時その時の自分の心情とかがダイレクトに話に影響してしまうのは修行が足りません。ゲフゲフ。

 個人的には釜爺と銭婆が書けてうれしかったです。若い頃の湯婆婆、銭婆、釜爺あとはカズラギ、ヌシの出てくる話、なんてのも頭のすみっこにあるにはありますが、そうなるともう本当に趣味の世界になってしまいますので、老後の楽しみにとっておこうかと思います。一応これにて更新停止、以降は「逢魔の刻〜神隠し〜」サイトに主軸を起きまして継続していく予定でおります。

 これまで読んでいただけて本当にありがとうございました。またネットのどこかでお会いできる事を楽しみに…。それでは。

うにのだんす・拝


 さて、最後のシーンに出てきたエンゲージリングならぬエンゲージ反物は私のネタではありません。ジブリオンリーイベント「神隠し祭」の折、お世話になっております「事象の地平」管理人、神崎殉さんからいただいた本が元になっております。光栄にも、若と千里のお話を書いていただきまして、(大変ステキなお話で、以前当サイトにて実施いたしました「雛宴」の際送っていただいたお話の続編です)今回、使用させていただきました。事後承諾となってしまう事、どうかお許しください。元ネタになったお話の方は掲載許可いただけましたので、こちらで公開させていただきたいと思います…が、えーっと諸事情により(あえてここで言葉を濁します)18歳未満の方の閲覧はご遠慮いただきたく思います。別サーバーになりますので、下記のリンクからお読み下さい。

ヒナノヨル


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