あとがき

 あーーーーー。終わったーーーーー。

と、叫んでみました。

 はじめまして。うにのだんすです。

 ここまで読んでいただいて、本当にうれしいです。ありがとうございます。また、見ず知らずの私に感想メールを送ってくれた勇気ある皆様に感謝をこめて。
(プロフィール等、パーソナリティーのわかる物を何も載せていない相手に対してメールを送る。というのはけっこう勇気のいる事では、と思います。私。)

 では、サイト立ち上げのきっかけあたりから。

 映画、「千と千尋の神隠し」(観客動員数日本新記録だそうですね。めでたや。)を見たのは、公開翌日。ですが、この時点では、それほど。というか、小説を書くほどにはのめりこんでいませんでした。

下、ちょっと長いけど、その日の日記です。

2001年07月21日(土)千と千尋の神隠し

早速見て参りました。

CM効果か、なんというか。
メトロポリス、みんなのいえ、と近所の映画館に足を運ぶたびに、
大画面でのCMを見つづけた結果、かなり刷り込まれていたようで…。

冷静と情熱のあいだ、とか、陰陽師とかもカナリ魅かれておりますが。早くもドラえもんのCMがあってビックリしたり。

んで。

混んでました。すごく。立ち見になります。と売り場のお姉さんに言われたんですが、もう最終回だったし、せっかくだから、たまには立ち見でもいいか。と思って入りましたが、偶然前の方が二つ空いてて、さくっと座れました。
…が、そのすぐあとにアベックが来て、1個だけ空いた席に荷物だけ置いて、横に立ってましたが。
じーーーーっと見られていたのは私の被害妄想だよな。多分。うん。だってどかなきゃいけないってワケでは無いし。うん。気のせい、気のせい。

映画の話を。
良かったと思いますよ。ええ。
「もののけ姫」より好きです。多分。
まんが日本昔話テイストで。山姥の子供は巨大赤ちゃんなのはお約束とか。
一番弱いモノが実は一番強いとか。

絵がキレイなのは言わずもがなですが、
こう、ドロドロの表現がいっそうリアルになった気がするのですが。
巨神兵の頃よりもさらに。

主題歌が陰気とか。
生きていく不思議、死んでいく不思議。をソプラノで聞くと、
リストカットとかの映像が浮かぶのですが。

ハクの正体がイマイチわかりにくかったり。
カオナシってストーカーだよなあ。
とか。思うところは沢山ありますが、
お金を払って見る価値は充分あると思います。

 まあ、なんてドライ。(笑)しかも一人で行ってるし。

 何でしょうね。ただ、初めの感想の中で、巨大な赤ん坊と老婆というモチーフが、「ちょうふく山のやまんば」(タイトルうろ覚え)ぽいなあ。と思ったんですね。

 なので、山姥の子供→金太郎。金太郎の父親→赤竜。
という、ヌシの設定につながります。

 あとは、最後の坊の「またねー。」のセリフに、ハク以上にセンとの再会を、実は坊が望んでいるのでは?なんて思ったりもしました。

 それから、鳥に変化して、湯婆々がどこに行くのか。とか。

 あ、湯婆々で思い出しました。このサイトの湯婆々表記。大間違いです。気が付いたのが、「乾杯〜」を書き終えてからで、もう直すのがメンドウになってしまって…。辞書登録までしたのに。(T_T)

 で、書いたのが、下のプロットです。

いつか不思議な町で

プロット。
思いつくままに。

・湯婆々とハクの契約は、坊を一人前にする事だった。
・湯婆々と銭婆は実はひとつの体を共有している。
(どちらかが起きている時はどちらかが精神体。とか。意識が眠ったら交代。)
・湯婆々の本当の体は坊の父親が持っている。
・坊の父親は、高天原の神相手にやはり湯屋をやっている。
・湯婆々の体をとりもどすために、坊、千尋、ハクは、イズモにあるもうひとつの不思議な町に行く。
・主のいない生まれたばかりの川へ、新しくハクが任ぜられる。
・何かのせいで、ハクがタタリ神に。イケニエを要求する。
・自らイケニエ=神の嫁になる事を選ぶ千尋。
・結婚式のシーン。(そうか、それが書きたいのか。)
・ハクを再び助ける千尋。
・本格的に湯屋の後継ぎ修行を始める坊。
・川の主となるハク
・童話作家になる千尋
・大団円。

ええ。煩悩だけで生きてます。

 後半ゼンゼン違いますね。書きたかったはずの結婚式のシーン書いてないし。高天原うんぬんは、ハクのニギハヤヒからきてます。油屋に来る神々のイメージが国津神なので、じゃあ、それに対するのは天津神かなあ。と、だから、ヒコはサルタヒコからとったし、そうなるとカズラギが何で備前屋に…って事になってしまうのですが、まあ、釜爺縁の、としようと思ったら、土蜘蛛系で何かを、とか、わりと安易に決めてしまっています。きちんと体系的に調べている人からつっこみがきたら、黙るしかないです。ハイ。

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